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【 vol.12 】いまさら聞けないけれど・・・大事な質問(その6)

▼Q:6

年金ってもらえなくなる可能性ありますか?  

前から問題になってますが、少子化で年金(保険料)を払う人が減り、もらう人が増えている。  
私は国がなんとかすると思ってるんですが、でも、年金がもらえなくなる可能性は大きいのでしょうか?

  

  

▲A:6  

誤解のないように、結論からお答えすると制度の『しくみ』そのものが変わらない限り、あなたが、まったく『年金がもらえなく』なることはありません。  



理由は、『国』が公的年金制度を『保障』(責任をもって、一定の状態を守ること)しているからです。



制度の詳細は・・・厚生労働省年金局:年金財政のホームページ
http://www.mhlw.go.jp/topics/nenkin/zaisei/  



ただ、だからといって、
あなたの望む条件  
たとえば、望む金額を『もらえなく』なる可能性はあります。



実際、公的年金制  度はいままでのところ5年ごとに必ず見直しされてきましたし、これからも見直しの作業は定期的に行われるはずです。  



ここ数回の見直し作業では、
給付金額(もらえるようになる)が引き下げられ、
給付年齢(もらい始める年齢)は逆に引き上げられたり、
保険料(あなたの給料からとあなたのお勤めの企業からの負担)増が決められてきました。  



その原因のひとつがまさに、『
少子化で年金保険料を払う人が減り
急速な高齢化により『もらう人が増えている』からです。



では、次にこれから将来にわたる見直し作業のなかで、『国がなんとか』できることとは、具体的にどのような作業なのでしょうか?



『国』の役割については、様々な角度から議論されていますが、代表的な役割の1つ『再分配機能』について考えてみましょう。  



普段、あまり意識?していなかもしれないですが、あなたの給料に『額面』金額と『手取り』金額の差額があるのはご存知のとおりです。



この差額のおもな内訳が『所得税』と『社会保険料』です。
『社会保険料』の一部が『厚生年金』 いわゆる『公的年金』の保険料(負担金額)です。



これらは『しくみ』として、あなたのことを信用していないというわけではないのですが、あなたの手元に給料全額を渡す前に、この『税』と『社会保険料』をあなたに代わって、ありがたいことに、お勤めの企業が、『国』に納めてくれています。



『所得税』のほかにも、代表的な『税』として



買い物をした場合、あなたは支払い金額に応じて必ず『消費税』を負担して、ありがたいことに、お店があなたに代わって、『国』に納めてくれています。  



このように全国から集まった金額を『国』はいったんまとめて、国民の公共性と優先順位を基準に予算化して、一定の『しくみ』と『ルール』に基づいて、ふたたび小分けにして国民のために配ってくれています。  



これを一般的に『国』の『再分配機能』と表現しています。



引退世代の『給付金額』を現役世代が『保険料』として負担する・・・
公的年金制度も『国』の『再分配機能』の1つです。  



ここで、『年金を払う人が減り、もらう人が増えている』という『少子・高齢化』が問題になってきます。



この状況がさらに進めば?
公的年金対策として『国』が 『なんとか』しようとできることは?



基本は『再分配機能』なのですから・・・  
選択肢は4つです。  



1:国民から、いまよりもたくさんの金額をあつめる。  
2:国民へ支払う金額を減らす。  
3:国家予算の優先順位を見直しする。  
4:1から3のすべてを実行する。  



これからの見直し作業を注意深く見守ると同時に・・・



結局、あなたがいますぐできること は?



くどいようですが・・・A-1に登場するあなたのバランスシートと将来のキャッシュフロー表の完成です。    



面倒くさく難しそうに(再々:A-2最後に・・・参照!)感じている場合ではありません。



その後・・STEP4−1から5のなかから、たった1つで十分なので実行に移してみましょう。



最後に、『再分配機能』に関して、とても興味深い記事をご紹介しましょう。  



2004年7月23日『日経新聞:朝刊』からの抜粋です。
大竹文雄大阪大学教授によると・・・



教授が行った『くらしと社会に関するアンケート』2002年の調査結果では、



日本人の7割を超える人が『十分な(所得)格差がないと人々は努力しない』という考え方に同意しており



『所得は各人の選択や努力によって決まる』と考えている人が過半数に達する。  



再分配制度を一部の低所得者を救うものから、努力にもかかわらず運が悪い人を 広く救う制度に変えて所得保険的なものにしないと、将来不安を抱える多くの日本人の支持は得られない。



・・・だそうです。  



やはり、重要なのは



あなたの『選択』と『努力』です!


過去のセルフマネーのススメ
【 vol.1 】 老後は避けて通れない!?

【 vol.2 】
金融機関が、あなたの『大事なお金』を大事にする理由は?

【 vol.3 】
お金のマニュアル!?

【 vol.4 】
人口が減り続ける国!?

【 vol.5 】
7歳の子どもでも知っている!?・・・分散投資

【 vol.6 】
金銭教育は、子どものため?・・・親のため!?

【 vol.7 】
いまさら聞けないけれど・・・大事な質問(その1)

【 vol.8 】
いまさら聞けないけれど・・・大事な質問(その2)

【 vol.9 】
いまさら聞けないけれど・・・大事な質問(その3)

【 vol.10 】
いまさら聞けないけれど・・・大事な質問(その4)

【 vol.11 】
いまさら聞けないけれど・・・大事な質問(その5)

【 vol.12 】
いまさら聞けないけれど・・・大事な質問(その6)

【 vol.13 】
いまさら聞けないけれど・・・大事な質問(その7)

【 vol.14 】
いまさら聞けないけれど・・・大事な質問(その8)

【 vol.15 】
いまさら聞けないけれど・・・大事な質問(その9)

【 vol.16 】
ところで、公的年金の運用って、どうなの?

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