A:9 ここでは「みんな」入っている「生命保険」についてです。H15年度の調査では、世帯加入率が、89.6%という統計もあります。 ただ、やはり、重要なことは、「みんな」でもなく、「一般論」でもなく「生命保険」という「道具」が、あなたに必要かどうか? です。 では、あなたにとって必要かどうかを判断するための「基準」は? どのように考えれていけばいいのでしょう。あなたの「考え方」を整理する方法は、以下の手順になります。 A:そのことは、起きる可能性は小さい そして、あなたやあなたの家族に与える経済的影響も小さい B:そのことは、起きる可能性は大きい しかし、あなたやあなたの家族に与える経済的影響は小さい C:そのことは、起きる可能性は大きい さらに、あなたやあなたの家族に与える経済的影響も大きい D:そのことは、起きる可能性は小さい しかし、あなたやあなたの家族に与える経済的影響は大きい そのこととは、あなたが、起きて欲しくないイヤだと思うことです。でも、起きてしまった場合の「経済的な影響」を抑えるためだけに「保険」というしくみはあります。 一度、あなたの頭のなかでイメージしてみてください。 そのことの代わりに 「最期」 「長生き」 そして「入院・長期療養」という言葉を入れ替えてみてください。 AからDの選択肢のなかから、保険という「しくみ」がもっとも有効な対策になるのはどれでしょうか? 結論からお答えすると、Dが保険の「しくみ」としてもっとも効果を発揮するところです。 残念ながら、Cは、保険として機能しません。 たとえば、重大な疾患をお持ちの方には、生命保険会社から丁寧にこの保険の「しくみ」に入る資格がないことが説明されてしまうからです。 そしてA・Bのように与える経済的影響が小さいのであれば、保険の「しくみ」をわざわざ利用する必要はありません。 では、なぜ? 生命保険に加入するのか? というおもな「目的」である経済的な影響を具体的に整理してみましょう。 @:残された家族の生活費 A:残された子どもの教育費 B:残された子どもの結婚費用 C:住宅ローンの返済 D:葬儀費用 E:生きている間の医療費 F:生きている間の年金 以上の@からFから、Dの文章で確認しながら、あなたがいま感じる優先順位をつけてみて下さい。 その優先順位こそが1つ目の「基準」である生命保険の加入「目的」です。 「生命保険」の主な加入目的は、大きく二つにわけることができます。 「死んでしまった場合」(@からD)に役に立つのか 「生きている間に」(E・F)に立つのか、です。 さらに分類すると…@からEのように予定の時期が明確にできない目的と、Fのように、あと何年? と、予定の時期が明確にできる目的にわけることができます。 自分で専用の通帳を作って、月5,000円ずつ貯めて行く方法は、予定の時期が明確なFの「年金」とは比較することはできても 予定の時期が明確にできない目的…@からEの対策として比較することにあまり意味がありません。 そして残念ながら、人間には、「そのこと」のひとつ「最期」は、必ず訪れてしまいます。 でも 「どの?」タイミングで訪れるかによって、あなたの大切な家族に与える経済的な影響の大きさに差がでてきます。 訪れるタイミングの違いは、「そのこと」の残りの1つ「入院・長期療養」でも、同じことが言えます。 ですから、あなたの将来のキャッシュフロー表をながめながら、「そのこと」が最も起きて欲しくないタイミング(期間)を明確にする必要があります。 ここで明確になった期間が、あなたにとって必要かどうかの2つ目の「基準」である生命保険の保障「期間」です。 このように、手順を踏めば、あなたにとってどの商品が『適度によい保険なのか』を比較的簡単に、あなたの「基準」で選択できるはずです。 最後に、とても個人的なことなのですが、プラウドカンパニーという会社を設立したのは1994年の年末のことでした。 年明け、95年1月早々! 事務所には、新品の机やロッカーが運び込まれ、えべっさんにもちゃんとお参りに行き、笹もおふだもいただいてきました。 「そのこと」が起こったのは、その数日後、1995年1月17日のことでした。 ビルは傾き、まだ支払いも済んでいない机やロッカーは見るも無残な状態でした。混乱のなか、事務所を掃除をしていて目にしたのは、泥だらけに変わり果てたあの「笹」と「おふだ」でした。 保険の「しくみ」は、きっちりとした「契約」です。 「目的」「保険金額」と「保障期間」さえあなたの「基準」で「選択」できれば、「笹」や「おふだ」よりは、確実に効果はあるはずです。